2016/02/27
マッシュポテトでジャバ・ザ・ハットを作ろう
どうも、rintaroです。
いつもどおりFeedlyでJJJJ、Jを連打("次のフィードに移動"のショートカット)していたらあるレシピを見て衝撃が走りました。
Jabba The Hutt Vegan Shepherd's Pie | Yukitchen
カワイイ!
スターウォーズのキャラクター、ジャバ・ザ・ハットをマッシュポテトで象ったシェパーズパイだって!
だれか作ればいいのに思ってとツイートしたら、「挑戦してください」とリプライをもらった。指名されると調子に乗る単純な性格です。
やってみましょう。
休日の昼、お腹がすいた。
よし、ジャガイモを蒸かしてジャバ・ザ・ハット氏を作ろう。
洗ったイモをレンジに放りこみ、寝室まで走る。クリスマスにもらったジャバ・ザ・ハットのぬいぐるみが見本にちょうどいいので持ってきた。
レンジからイモを取りだしキッチンの白いタオルを手にとる。思いがけないタオルのふわふわタッチに驚きタグをつまんで見ると、"アサヒ スーパードライ"と刺繍されていた。へえ。
タオルでイモを包み余熱で火を通しているあいだに、タマネギとベーコンを切って炒めて具材にする。
ジャバ氏の下に敷くだけなのだからミートソースじゃなくても良いだろう。
イモを潰してみるとジャバ氏を作るには足りないことが発覚し、さらにイモを蒸かす。
合計三つ。小ぶりとはいえイモを三つも食べるのか、わたしは。わたしの体格がジャバ氏に似る。
イモを潰しながらクリームチーズとバターと牛乳を混ぜる。ジャバ氏の肌にしてはなめらかすぎるテクスチャになってしまった。クリーミーでおいしそう。
可能なかぎりリアルにジャバ氏を作ろうとしながら食欲を抱いてしまい複雑な気持ちになる。
イモもといマッシュポテトをおもむろに手でつかみジャバ氏を形づくっていく。
立体のぬいぐるみと見比べながらなので作業しやすい。
チョロい。
ジャバ氏の下に向けて広がる体型は構造的に無理をしている箇所がなく崩壊しない。よかった、カミーノアンとかAT-STじゃなくて。
スターウォーズの美術班もジャバ氏を作るよう言われたときはホッとしたことだろう。
ちなみにマッシュポテトは笑っちゃうくらい成形しやすい。ジャバ氏を象らずして何を作るのかというくらい作業がしやすい。紙粘土よりいい。
ちょうどいい器がなかったのでセルクルに具材を詰めてジャバ・ザ・マッシュを載せる。バッチリ。
ここまで作った時点で、すでにジャバ・ザ・マッシュがかわいくて仕方ない。
この生まれたてのジャバ・ザ・マッシュは230℃の業火でたっぷり15分は焼かれる、同情せざるをえない。
不安気に胸元に寄せられている手。背後に控えるジャバ氏も沈痛な面持ち。
非情にも余熱完了のブザーが鳴り、天板に載せられたジャバ・ザ・マッシュは灼熱のオーブンへ消えていったのだった。
15分後。
ワア、なんか俄然おいしそうに焼けちゃってる! ワハハ!
焼きたてツルツルの頭からシューシュー湯気があがるので笑う。
バーナーで炙って焦げ目で模様をつける。イモの焦げる香ばしい匂いが漂う。さすが犯罪王。
そっとセルクルから外して皿に移す。
オーブン調理中に切っておいた海苔をはりつける。
海苔をカットするのが最も難しかった。失敗した海苔はもしゃもしゃ食べてなかったことにしながら作業した。
できた!
さまざまな悪事をはたらいたジャバ・ザ・ハットもこうなってしまえばただのイモ。
いただきます!
とても… 食べづらい… 視線が…
最後の最後まで顔を残してしまった。普段からキャラ弁を持たされている子供は昼食のたびにこの苦悶を味わうのか。現代の子は鍛えかたがちがう。
簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。
食べる人数が増えると大きく作れるので海苔パーツも細かくならず、より簡単なはずです。
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料理