どうも、rintaroです。
ホットケーキの話です。
本ブログにおいて"ホットケーキはみりんと溶かしバターを加えて焼くとおいしい"。
と、ホットケーキレシピ探究には一応の結論を出していました。
ホットケーキはみりんと溶かしバターを加えて焼くとおいしいという話|へもか
それから2年の歳月を経て、そろそろレシピを見直してみることにした。
いまのわたしの全力のホットケーキを見て! 括目!
基本コンセプトの確認
特別な材料、特殊な道具、複雑な作業。そういうのなしで。
毎朝でも作れるおいしいレシピを考えることにする。
改善ポイントのご提案
- 計れるものは計る
- 一枚ぶんずつ生地を混ぜる
- 鉄フライパンで焼く
- フライパンは熱して粗熱をとってから焼く
- 片面がナマの状態で返す
- 返してからフタをする
1. 計れるものは計る
材料はもちろん。
フライパンの温度と焼く時間。
計れるものは一度は計って目安を決める。
2. 一枚ぶんずつ生地を混ぜる
生地は混ぜてから時間をおかないほうがふっくら焼ける。
そもそも生地が膨らむのはベーキングパウダー(NaHCO3)が水分と反応して二酸化炭素(CO2)を発生させることによる。
65℃以上で急激に反応は進むが、水分と合わせた時点で反応は進み、生地をふくらませるのに有効な二酸化炭素が失われることになる。
できるだけ焼く直前に、焼ける分ずつの生地を混ぜる。
3. 鉄フライパンで焼く ※1
銅は熱伝導および蓄熱性が良いので、熱が面全体に素早くムラなくいきわたり持続する。
ホットケーキもおそらく銅がいいけど調理器具を持っていないので鉄フライパンで焼いた。
とりあえずわたしには鉄フライパンで十分。
4. フライパンは熱してから焼く
高温でベーキングパウダーを反応させ一気に生地をふくらませるため、強火で空焚きし、生地をたらすときのフライパンの温度を上げる。
フッソ加工のフライパンは空焚きできない。(フッソ加工がいたむらしい)
5. 片面がナマの状態で返す ※2
2.のとおり、未反応(ナマの生地)が生地をふくらませるので、上面にナマの生地を残したまま返すとさらにふくらむ。
6. 返してからフタをする ※3
5.のとおり、生地をたらした直後の上面にはナマの生地を残しておきたいのでフタをする必要はない。
生地を返してから生焼け防止のためにフタをする。
材料
- ホットケーキミックス: 1袋(150g)
- 牛乳: 85g
- 卵: 1個(60g)
- みりん: 10g
- バター: 10g
1枚分
ホットケーキミックス: 50g
牛乳+卵+みりん: 50g
バター: 3g
1.5枚分
ホットケーキミックス: 75g
牛乳+卵+みりん: 75g
バター: 5g
卵はMサイズ(60g)をつかった場合、中身が55gになるとして計算。
ホットケーキミックスの作りかたどおりだと、1枚がこぶりだったので1.5枚分で焼いてもいいかも。
手順
材料をそろえる。
卵を溶いて牛乳とみりんを加える。
ここから50gずつ計って、粉に混ぜて焼く。
ボウルに1枚分の粉(50g)を計り、泡だて器でカシャカシャ混ぜて空気をふくませる。
粉をふるったのとおなじような効果があるらしい。
バターをレンジで加熱して溶かす。
これで材料は揃った。
粉のボウルに牛乳+卵+みりんを50g加え、泡だて器でグワシグワシ大きく混ぜる。
溶かしたバターを3g垂らして「ちょっとかたまりがあるかな」くらいで混ぜるのをやめる。
こんなかんじ。
鉄フライパンを1分ほど空焚き、濡れ布巾にジュッと1秒ほど当てて余分な熱を取る。
油を垂らしてキッチンペーパーで拭きとる、のだけどこの加減がむずかしい。
弱火にして温度設定を150℃に。
タネを垂らす。
2分焼くってレシピだけど、ふつふつと穴がまんべんなくあがってきたら返しちゃえばいいのでは。(適当)
匂い嗅いでりゃ分かるっしょ。
返したら3分くらい焼く。
できました。
焼きむらすら愛おしい。
(フライパンに敷いた油が多いと焼きむらになる)
ふっくら厚みのあるホットケーキが焼けました。おいしい~!
明日の朝はぜひホットケーキで。
※1
銅と鉄とフッソ加工の玉子焼実験
玉子焼だけど、銅と鉄とフッソ加工の比較。
いいよね、銅の玉子焼器、憧れ。
※2 ※3
夢のホットケーキ : ためしてガッテン - NHK
こちらを参考にした。
ためしてガッテンはいつも大変不味そうな写真をなぜ平気で使うのか、ガッテンできない。