2016/01/25

自信を持たないポジションという甘え


なぜ自信を持たないの?って聞かれて、単純に自信を持てる要素がないよと笑ってこたえている。

謙虚のような美徳ではなく、ほんとうに心からそう思っている。
自分の素質、実績、やることなすこと何をとっても蚤の糞ほどの価値もない。だから自信は持たない。
当然でしょって、スカッとした気持ちでいた。


でもそう聞いた相手の不服そうな表情が、どうしても頭に残ったのでそれからしばらく考えていた。
ほんとうにそうか、と。

甘えている、という言葉がふと浮かんだ。
自信を持たないポジションに甘えているんじゃないか。
自信を持つために生じる責任や期待が面倒で、背負いたくなくて、一切の自信を認めないだけじゃないか。

そうかもしれない。
達観したような自分いいじゃんとすら思っていた。阿呆だ。


いまわたしが感じている自信はなんだろう。
わたしと過ごす時間をたのしいと感じるひとがいることが、生きていていいんだなって、十分すぎるくらい自信になる、わたしは。
恋人、家族、友人、こうしてブログを読んでくれる人、時間の長さや関係の深さはそれぞれだけど。

一緒に過ごす時間に責任を感じているし、より良くするための努力をしたい。
いや努力なんて立派なものではなく、ブツブツ言ったり間違ったり空回りしたりしているだけかもしれない。

わたしに自信を与えてくれる人や物事にすこしでも報いたい。

その積み重ねが自信になる日がくるといいな。
自信を持つためになにかをするわけじゃなくて。