夕暮れの時間、風の気持ちいい季節になった。
会社帰りに最寄駅から公園を抜けて家へ向かう道がとくにいい。
うしろから男の子が走って、わたしを抜いていった。
小学二、三年生くらいかなぁと後頭部を眺めていたら、男の子が工事中で敷かれている緑のゴムマットに足を取られて見事に転んだ。
腹這いのまま「あ、いー」と呻き声。
そしてゴムマットに頬をつけたまま振りかえり、「あ、これぇ、さわってみると、意外と気持ちイイー!」と絶叫。
両手をワイパーのように動かして全身でゴムマットの感触を味わっている。
絵に描いたような小学生男子イズムだ。すごい。
遅れてきたもうひとりの小学生男子が笑いをこぼしながら言う。
「でもそれさぁ、う、うふ、ウンコとかさぁ、ふ、踏んだひとの靴が通っていたら、ふ、汚いじゃぁん!」
ふたり、爆笑。
小学生男子の笑いの頂点はいまでもウンコなのか。
ほんの一幕に"小学生男子とは"が凝縮されていた。
これはぜひしたためておこう。
そう思った次第であります。
以上です。